黒部・松江・福山でモビLABを開催しました(9月〜10月のイベントレポート)
9月中旬から10月はじめに各地で開かれたモビLAB(地域で毎月開く研究会)と、くろべフェアでのリサーチの様子をまとめてお届けします。
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9月10日の東京キックオフから約1か月。黒部・松江・福山のそれぞれの地域で、モビLAB(地域で毎月開く研究会)が開催されました。
今回は、9月中旬から10月はじめに各地で開かれたモビLABと、くろべフェアでのリサーチの様子をまとめてお届けします。
今回のポイント
- 黒部では、モビLABの出張版として今年もくろべフェアに出展し、2日間で市民の声を集めました。
- 福山駅前では、マイクロプロジェクトの種が少しずつ具体化し、計画づくりへ移る段階に近づいています。
- 松江では、住民・行政・企業と立場ごとに話し合うセクター別ワークショップが始まりました。
黒部(9月15日 モビLAB #02)
3年目を迎えた黒部では、住民が自分たちで試す小さな実験「マイクロプロジェクト」が進んでいます。
今回は、公共交通の乗らず嫌いをなくす「乗らず嫌い」チーム、介護の送迎に電車を活かす「でかけレール」チーム、住民どうしの助け合いサービス「ココロネット」の3チームと、新しいテーマを考えるチームの4つに分かれ、今年度にどんな仮説を検証したいか、実証実験の計画について話し合いました。
あわせて、地域のイベント「くろべフェア」に出展して行うアンケートの中身も、チームごとに考えました。ふだんの参加者だけでなく、幅広い市民の声を聞くのがねらいです。「アンケートを取ることが目的ではなく、自分たちの仮説を確かめるために聞く」と、前提を揃えて話し合いが進みました。

「乗らず嫌い」チームからは、まずは通勤ではなく休日のお出かけで乗ってもらおうと、駅前でのイベントと電車での帰りをセットにする案が出ました。「ココロネット」チームでは、くろべフェアのアンケートで「どんなときに使いたいか」を深掘りする設問を練り、地域の集まりの場に出向いて直接話を聞きたいという声もありました。「でかけレール」チームでは、出前講座や紹介動画で施設と地域の接点をつくる案など、続けるための工夫が率直に話し合われました。

黒部(9月19日〜20日 くろべフェアでのリサーチ)
地域のイベント「くろべフェア」に2日間出展し、15日のモビLABで考えたアンケートを来場した方々向けに実施しました。
ブースには「バスや電車をもっと使ってもらうには」「免許を返納した方や子どもなど、車を運転できない人の移動」「暮らしの困りごとを助け合いで解決する」の3つのアンケートを用意し、答えてくれた方にはお菓子のつかみ取りも用意しました。

アンケートに答えていただきながらお話を伺うと、「本数が多ければ乗ってみようと思うけれど、1時間に1本だと難しい」と話す方がいました。
また、「住民どうしが支え合える助け合いの仕組みを、自分たちの地区でやっていくことは必要だと思う」という声もありました。

松江(9月28日 モビラボしまね #02)
松江では、立場ごとに分けて話し合う「セクター別ワークショップ」が始まりました。
前回は移動に関わるキーパーソンが集まりましたが、今回は住民の方を対象に幅広く参加者を募り、まずプロジェクト全体の紹介から始めました。このあと、行政向け・企業向けの回が続きます。
その後、参加者は自分のふだんの移動を書き出し、「近所の人が、実家の母を買い物や病院に連れて行ってくれる」「子どもの習い事の送迎を友達が代わってくれた」といった、身の回りですでに起きている助け合いを探しました。

参加者からは、地域の若い人がお年寄りを病院まで送っているという例も出ました。こうした助け合いを全部サービスや制度にする必要はなく、今ある良い活動をどう広げ、守っていくかをみんなで考えたい、と私たちからもお伝えしました。
初めて参加した方が多い回でした。終わったあとのアンケートには「世代も仕事もまるで違う方との交流ができる場だと感じました」という感想がありました。

福山(10月6日 モビLAB 福山駅前 #03・10月7日 鞆の浦 #03)
福山駅前の回では、バスなどの公共交通を「どんな人が、どんな時に使うか」「使うメリット・デメリットは何か」を付箋に書き出したあと、住民・企業・行政の3つの立場から、バスを活かす事業のアイデアを考えました。

参加者からは、大きな工場や会社に向けた通勤バス、「週末限定 飲み会・買い物号」、バス停までの移動をサポートするしくみなど、ユニークな案が次々に出ました。

発表では「住民・企業・行政のそれぞれにメリットがあり、少しずつ負担し合う形」として案が説明され、行政に頼むだけではない事業の考え方が共有されました。出たアイデアのいくつかは、年明けにかけて実際に試していく予定です。
鞆の浦の回では、一人ひとりが「この地域でやってみたいこと」と「これなら協力できること」をシートに書き出し、グループで共有しました。

出た案は、車いすで町を歩いて段差などの不便な場所を探す体験会、昔の写真と思い出話を紹介する写真展で「歩きたくなる町」にすること、観光客の利用と重なりがちなグリーンスローモビリティ(ゆっくり走る電動カート)を住民がもっと使えるようにすること、などです。
次回以降は、今回出たアイデアを具体的なアクションにするために、何をどう試すかの計画を立て、実行に移していく予定です。

このあとの予定
参加をご希望の方は、リンク先から各地域の窓口にお問い合わせください。
- 10月20日(火)18:00〜20:00 黒部・モビLAB #04(詳しく見る)
- 10月22日(木)18:30〜20:30 豊岡・モビハブ×コミュニティドライブプロジェクト 第2回(詳しく見る)
- 10月28日(水)14:00〜16:00/18:00〜20:00 松江・モビラボしまね #03(詳しく見る)
- 11月10日(火)19:00〜21:00 福山・モビLAB 福山駅前 #04(詳しく見る)
- 11月11日(水)19:00〜21:00 福山・モビLAB 鞆の浦 #04(詳しく見る)
- 11月14日(土)10:00〜20:00 京都・ファンドレイジング・日本2026(FRJ2026)にブース出展(詳しく見る)
※ご来場にはFRJ2026の参加チケットが必要です。
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